つくるよろこびと使うよろこび。その国の人々の笑顔が信頼のあかしです。

「価値ある製品」をつくる、というスズキの企業姿勢は日本をはじめとして、世界各国から多くの賛同をもって迎えられ、現在、海外の19の国や地域で27社の現地生産会社が稼働しています。「世界各国・地域のニーズに合った製品をラインナップし、現地で生産していく」。スズキは、この方針のもとで事業を展開してきました。その特色は、世界の国や地域に工場を建設し、その国の人々を雇用するだけではなく、労働文化、つまり日本式経営の移転も図っている点にあります。その際、相手国を「パートナー」と位置づけることにより相互理解を深め、ともに成長していくという理念と行動が何より重要だと考えています。今後もパートナーシップの考え方をもとにそれぞれの国の経済発展を望み、産業の育成・雇用の拡大に貢献すべく努めてまいります。

世界中で信頼され、多くの人々に愛されているスズキブランド―スズキの海外拠点一覧― 詳しくはこちら

日本

スズキのものづくりの根幹をなす生産活動。国内における生産活動は、日本のほぼ中央に位置する静岡県浜松市の本社を中心としてその近郊に位置する工場で行われています。スズキの工場では人と機械の作業をバランスよく配置した最新の設備の中、徹底的に無駄を省いた効率のよい生産、厳しい品質管理、環境問題への対応などの改善活動に常に取り組んでおり、この生産思想は、世界のすべての工場にも活かされています。今後もお客様に利便性や楽しさを提供する真の「価値ある製品」づくりに挑んでいきます。

ハスラー ワゴンR スイフト GSX-R1000R GSX-S1000F ABS DF140A

※生産もしくは販売している製品

担当者からのメッセージHPに掲載している部署名、内容はインタビュー当時のものです。

所属:生産技術(鋳造)

畑 直貴(ハタ ナオキ)入社年度:2001年度(材料系大学院出身)

私は鋳造工程の生産技術を担当しており、主に国内の生産に携わってきました。これまでの仕事を振り返って思うことは、うまくいった仕事は現場の方々と方針や目標をしっかり共有して、チームで取り組むことができたものでした。一方で、独りよがりになってしまった時にはあまりうまくいきませんでした。国内の生産工場で働く方々は経験も豊富で、生産現場で働く方でしか分からない多くのノウハウを持っています。そして、これらのノウハウを国内外で生産に携わる方々にも容易に習得できる仕組みを作ることが、今、私が担当している仕事です。現在、スズキは海外の売上高が約7割を占めており、世界各地で生産・販売を行っています。国内の工場で培われたノウハウを海外に展開することで、海外の工場での「ものづくり」における生産性や品質の向上につながり、世界中のお客様に安全・安心・快適なクルマをお届けすることができる。それはつまり、国内の生産に携わることが、世界中の人々の暮らしを豊かにすることにつながっているということです。世界中でスズキのクルマを待ってくださっているお客様のために、これからも日本での「ものづくり」を丁寧に行っていきます。

本社・高塚工場
本社・高塚工場
主な製品 二輪車エンジンの組立、機械加工
湖西工場
湖西工場
主な製品 軽乗用車の完成車組立および四輪車エンジンの組立
磐田工場
磐田工場
主な製品 軽・小型乗商用車の完成車組立
豊川工場
豊川工場
主な製品 二輪車・船外機の完成組立
相良工場
相良工場
主な製品 小型車および四輪車エンジンの組立、エンジン主要部品の鋳造および機械加工
大須賀工場
大須賀工場
主な製品 鋳造部品の製造

インド

今から35年以上前の1982年に、国内の自動車メーカーで初となるインドへの進出を決め、そして翌年の1983年に生産を開始しました。その後、生産開始以来27年3カ月で累計生産1,000万台を達成し、スズキにとって重要な市場へと成長しました。乗用車市場では49%という高い占拠率となっています。※1このインド市場拡大にあわせ、現在稼働している2工場に加え、2017年2月には新たにグジャラート工場が稼働しました。また二輪車事業においても2006年より生産を開始しています。近年、成長市場として注目を集めるインド。そんなインドはスズキにとって重要な事業拠点です。
※1 出典 SIAM(2017年1月~12月)

Vitara Brezza BALENO Gixxer SF Access 125

※生産もしくは販売している製品

駐在者からのメッセージHPに掲載している部署名、内容はインタビュー当時のものです。

所属:マルチ・スズキ・インディア社

曽根 啓晶(ソネ ヒロアキ)入社年度:2010年度(商学部出身)

私はマルチ・スズキ社の経理部に所属しており、税務申告や資金管理の仕事に携わっています。インドの税制や法規制に沿って、コストダウンや業務の効率化を図り、「ものづくり」を経理の側面から支える仕事をしています。異なる文化・価値観・言語を持った現地の方々と目標を共有し、その達成に向けて日々奮闘しています。コミュニケーションで苦労をすることもありますが、目標を達成した際には、自分自身で成長を実感することができるため、とてもやりがいがあります。また、スズキのクルマはインドで販売シェアNo.1です。海外の市場でスズキのクルマが「価値ある製品」として受け入れられている状況を自分の目で見ることができ、誇らしく、日々の仕事の原動力となっています。

マルチ・スズキ・インディア社 (グルガオン工場)
マルチ・スズキ・インディア社
(グルガオン工場)
主な製品 小型乗用車、小型商用車(バン)、小型四輪駆動車
マルチ・スズキ・インディア社 (マネサール工場)
マルチ・スズキ・インディア社
(マネサール工場)
主な製品 小型乗用車
スズキ・モーターサイクル・インディア社
スズキ・モーター・グジャラート社
(グジャラート工場)
主な製品 小型乗用車
スズキ・モーターサイクル・インディア社
スズキ・モーターサイクル・インディア社
主な製品 二輪車

ハンガリー

1985年にハンガリー政府との交渉を開始し、1991年に設立したのが『マジャールスズキ社』です。日本の自動車メーカーとしては初の東欧進出であり、1992年に生産を開始しました。2005年からは「スイフト」をはじめとしたグローバルカーの生産を開始し、欧州市場での重要な生産拠点としての役割を果たしています。また、現在までに多くのハンガリーからの研修生を日本に迎え入れ、文化や言語の違いを乗り越えながら着実に現地化を推進しています。スズキのチャレンジ精神はハンガリーの経済と産業振興に貢献しています。

SX4 S-CROSS Vitara V-Strom 650XT ABS GSX-S750 ABS

※生産もしくは販売している製品

駐在者からのメッセージHPに掲載している部署名、内容はインタビュー当時のものです。

所属:マジャールスズキ社

宇都宮 士郎(ウツノミヤ シロウ)
入社年度:2005年度(経済系学部出身)

マジャールスズキはスズキグループで唯一の欧州生産工場です。1992年に生産を開始し、2017年には累計生産台数が300万台を突破しました。現在はビターラ、Sクロスの2機種を生産し、世界100以上の国や地域に車両を輸出しています。また、マジャールスズキはハンガリーで初めて設立された乗用車の生産工場でもあります。最初に生産されたスイフトは、高い品質と手の届きやすい価格設定がハンガリー国民に受け入れられ、爆発的なヒットとなりました。以来、スズキはハンガリーでは国民車として認知されています。2012年にはハンガリー政府と戦略的パートナーシップ協定を締結しました。ハンガリー政府と緊密な協力関係を築き、ハンガリーの経済発展と産業振興に貢献しています。
現在私はハンガリーに駐在して、お客様が車両を修理する時に必要となる補修部品と、車両に装着する用品(アクセサリー)の輸出に関する業務を担当しています。世界100か国以上に部品、用品を輸出しており、お客様が必要な時に滞りなく商品をお届けすることがミッションとなります。商品の仕入れ、在庫管理、お客様への販売・配送など、幅広い業務に携わっています。海外駐在で心がけていることは、「日本流」を押し付けるのではなく、現地スタッフと対等な人間関係を築き、彼らの意思を尊重しつつ良い方向に導いていく、ということです。互いの意見を尊重することで、柔軟性豊かな国際感覚が自然と芽生えていくと考えます。「日本流」と「現地流」の違いをしっかりと認識した上で、立場を超えて納得いくまで議論してアイデアを出し、問題解決に向けたアクションが出来ることが、駐在業務の醍醐味だと感じます。

マジャールスズキ社
マジャールスズキ社
主な製品 小型乗用車

パキスタン

パキスタンは1975年に四輪車で初めて海外生産を開始した国です。1982年にはパキスタン自動車公団との合弁で「パック・スズキ・モーター社」を設立。そのラインオフ式典には大統領が臨席するほど、スズキに対する高い期待と注目が寄せられました。また、パック・スズキ・モーター社では二輪の生産も行っており、二輪・四輪の双方を通じてスズキ製品はパキスタンの人々の暮らしに浸透しています。また、同国にモータリゼーションをもたらしただけでなく、車両の生産を通じて雇用の拡大や生産技術の移転を図るなど工業化促進に貢献してきたことが認められ、1985年には同国政府から鈴木修会長兼社長に対し「スターラ・イ・パキスタン章」が授与されました。

Cultus Wagon-R GS150 Sprinter ECO

※生産もしくは販売している製品

駐在者からのメッセージHPに掲載している部署名、内容はインタビュー当時のものです。

所属:パックスズキモーター社

川鍋 臣斗(カワナベ シゲト)
入社年度:2011年度(外国語学部出身)

パキスタンで部品用品(クルマ・バイク・船外機)を担当しており、営業政策企画や商品開発、物流の改善等、多岐に渡る仕事に携わっています。パキスタン中の販売現場を飛び回り、様々な課題やお客様の反応を目の当たりにし、より新しく、より大きなチャレンジをするためのヒントを得ながら日々の仕事に取り組んでいます。パキスタン国内ではスズキのクルマは販売シェアNo.1であり、「SUZUKI」ブランドが浸透しています。海外の市場において「価値ある製品」としてスズキのクルマが受け入れられている状況を自分の目で見ることができることはとても誇らしく、日々の仕事の原動力となっています。

パックスズキモーター社
パックスズキモーター社
主な製品 小型乗用車、小型商用車(バン、トラック)、二輪車

タイ

スズキ初の二輪海外生産拠点として1967年に合弁で設立されたのが「タイスズキモーター社」です。成熟しつつある昨今のタイの二輪市場では、2005年9月から、東南アジア市場向けのスクーターを生産しており、アセアン地域における重要な生産拠点となっているほか、中南米向けの輸出も始めています。また、四輪車では2012年3月に「スズキ・モーター・タイランド社」の工場が稼動開始し、タイ政府が推進している四輪のエコカープロジェクトに対応するべく、スイフトの生産を開始。さらに、2014年5月よりセレリオを、2015年7月よりシアズを販売しています。今後はグローバルカーの生産拠点化を推進し、継続的に新商品を投入しながらスズキブランドの一層の浸透と製品拡販を目指します。

SWIFT Ciaz GSX-S1000 ABS Smash Fi DF6A

※生産もしくは販売している製品

駐在者からのメッセージHPに掲載している部署名、内容はインタビュー当時のものです。

所属:タイスズキモーター社

内山 秀哉(ウチヤマ ヒデヤ)入社年度:1997年度(材料系学部出身)

タイで二輪車の車体に関する生産技術を担当しています。フレームやマフラー、タンク、樹脂カバーなど車体部品の生産工程と完成車の組立工程を対象に新しい機種の生産準備や工程改善などの仕事に携わっています。担当する工程の範囲が広いため、現地スタッフの協力は欠かせません。そのため、各工程を担当する現地スタッフの自主性を尊重しながら、チームで協力して問題解決につなげるように心掛けています。タイスズキはスズキの海外工場の中でも最も歴史があり、技術面、品質面で十分な実力がある現地スタッフと一緒に仕事することで、私自身も勉強させてもらっています。また、タイスズキでは欧州や北米、日本向けに輸出する二輪車も生産しているので「世界に通用する品質の二輪車をお客様に届けたい!」との思いを持って日々の仕事に取り組んでいます。

スズキ・モーター・タイランド社
スズキ・モーター・タイランド社
主な製品 小型乗用車
タイ・スズキモーター社
タイ・スズキモーター社
主な製品 二輪車、船外機

インドネシア

インドネシアにおけるスズキの事業展開は、1970年に二輪車の生産を開始し、続いて1976年には四輪車の生産も開始しました 。近年は、2013年9月にインドネシア政府のLCGC(Low Cost Green Car)政策に適応した「カリムン ワゴンR」を投入し、さらなる市場拡大にあわせて2015年5月に新しい四輪車組立工場であるチカラン工場が稼働開始しました。この工場ではエンジン、トランスミッションの製造から完成車組み立てまで一貫した生産体制をとっており、インドネシアの経済発展への貢献が期待されています。アセアン地域の生産・販売において非常に大きな役割を担っている同国は、2億4,900万人とも言われる人口を考慮すると、将来的にはさらに大きく成長する可能性を秘めた市場といえるでしょう。

Ertiga KARIMUN WAGON R APV GSX-R150 SATRIA F150

※生産もしくは販売している製品

駐在者からのメッセージHPに掲載している部署名、内容はインタビュー当時のものです。

所属:スズキ・インドモービル・モーター社

横田 知和(ヨコタ トモカズ)
入社年度:2005年度(機械系学部出身)

インドネシアで二輪車のアフターセールスサービス業務を担当しています。インドネシアは赤道にまたがる常夏の国で、東西に約5,000kmと非常に長く、1万3千を超える大小の島により構成されています。インドネシアには1,000店近くのサービス拠点があり、それらサービス拠点でスズキの二輪車が、適切に整備・修理されるべくトレーニングを計画したり、サービスの利用を増加させる新たな企画を立案したりと、現地スタッフと共に日々お客様に満足頂けるように邁進しています。インドネシアの人口は2億4,900万人を超え、人口規模は世界第4位であり、多様な言語や文化があります。同じスズキファミリーとして、彼らの文化や習慣を理解尊重し、成果が出た時に彼らと一緒に喜びあえるのは駐在業務ならではの経験であり、醍醐味です。

スズキ・インドモービル・モーター社
スズキ・インドモービル・モーター社
主な製品 小型乗用車、小型商用車(バン・トラック)、二輪車

イタリア

スズキイタリアは、フランスとスイスの国境近くにあるイタリア北西部トリノ県に位置しており、イタリア国内において四輪車・二輪車・船外機・アフターパーツを販売している会社です。イタリアでは、早くからクルマの普及が進んでいたこと、また、世界的に有名なファッションブランドが多く生まれていることから、製品の質感や性能、デザインなどで高いクオリティが求められます。
私たちは欧州ブランドを中心に世界的なブランドがひしめく感性が豊かなこの国で、イタリア人社長のもと、スズキ製品をより多くのお客様に選んでいただくためにチームスズキで日々の業務に取り組んでいます。

IGNIS Vitara AN400 DF350A

※生産もしくは販売している製品

駐在者からのメッセージHPに掲載している部署名、内容はインタビュー当時のものです。

所属:スズキイタリア社

本間 裕久(ホンマ ヒロヒサ)入社年度:2007年度(国際学部出身)

私は四輪車の営業担当として、イタリア国内で1台でも多くスズキのクルマを販売することに取り組んでいます。営業担当といっても直接お客様に販売するのではなく、イタリア各都市にある販売店様を経由してお客様にお届けしています。そのため、いかにして購入を検討されているお客様にスズキ製品に興味をお持ちいただくか考えると同時に、いかにして販売店様に他社ではなくスズキの製品を販売していただけるか考える必要があります。日々変化する環境の中で、現地スタッフとアイデアを出し合いながら、広告宣伝、イベントの打ち出し方、販売促進策を考えて、実行しています。自分たちの取り組みの成果をすぐに体感できることは現場ならではの魅力です。うまくいかなければ、すぐに販売店様を訪問して意見を伺って対策することができるのも現場にいるからこそできることです。また、イタリアの人々は感情が豊かでうれしいときは素直に表現してくれるので、お客様の笑顔を思い浮かべながら、どうしたらもっとお客様の笑顔を増やせるかということを日々考えながら仕事に取り組んでいます。

アメリカ

Suzuki Motor of America,Inc.(SMAI)は、アメリカ西海岸のロサンゼルス国際空港から車で45分程の南カリフォルニアに位置しており、年間を通じて温暖な気候でとても過ごしやすいことが特徴です。国土面積は日本の約25倍で、オフィスのある西海岸と東海岸とでは3時間の時差があるため、全米を担当するうえでは常に時差に対応した生活や考え方が求められます。現在SMAIは二輪車・ATV(四輪バギー)事業とマリン事業で構成されており、共に市場は大型機種の販売が中心です。アメリカは世界経済の中心地であり、市場への影響力も大きいことから世界に先駆けて新しい製品を発表する場としても多く選ばれるため、モーターショーやボートショーも数多く開催されています。

Hayabusa Boulevard M109R RM-Z450 KINGQUAD 750AXi
4x4 Power Steering
DF300AP

※生産もしくは販売している製品

駐在者からのメッセージHPに掲載している部署名、内容はインタビュー当時のものです。

所属:スズキモーターオブアメリカ社

小川 陽平(オガワ ヨウヘイ)入社年度:2008年度(法学部出身)

アメリカではマリンライフがとても身近な存在で、週末は家族とボートで過ごすという方も多くいます。仕事とは言え、まるで映画のワンシーンのようなマリンライフを体験できることは、マリン事業の担当として海外駐在する醍醐味だと思います。そして、文化の異なるお客様により快適なマリンライフを提供するということを意識しながら、実際に試乗会などを通してお客様に直接働きかけることができるのは、海外で働く駐在者ならではの活動であると思います。また、お客様の心を掴む製品を創造するためには、私たち、現地で活動する駐在者がタイムリーで正確な市場情報を日本へ提供することが必要不可欠です。その点でもとても責任ある仕事です。