公文
大学時代から営業職に就きたいと思っていました。営業職と一言で言っても、取り扱うものによって志望する会社が変わります。私がスズキを選んだのは、人々の暮らしの役に立つ高価なものを販売したいという思いがあったからです。高価なものを買う時には、いつもと違う感覚というか緊張感がありますよね。そういったお客様の緊張感と向き合って仕事をするのが面白いのではないかと思いました。「毎日の暮らしの役に立って高価なものは何か」と考えたとき、スズキの軽自動車や小型車が思い浮かびました。
川田
私も就職活動をしていた頃は、自分の生活に関係のあるものをつくっていたり、販売しているというキーワードで企業研究をしていました。自分の生活に関係あるものとして、水回りの製品を取り扱っている会社やクルマ、バイクのメーカーなどが思い浮かびました。実は私は、学生時代からクルマとバイクが大好きでした。それもあって、いろんな会社の説明会に参加した中でも、「スズキで働きたい」と思いました。説明会で若い社員が活き活きと話をしているのを見たというのも大きかったですね。この会社は、若くても責任のある仕事をさせてもらえると感じました。
奥田
川田さんは本当にクルマやバイクが好きですよね!よく知っているし、知識もあるから感心します。私は運転はするのですが、クルマに関して特別な知識があるかと言われたら、「…ない」としか応えられない(笑)。それでもこの会社を選んだのは、誰もが知っている会社で営業職に就きたいと思ったからです。“誰もが知っている会社”というのは、歴史も実績もあり、信頼されているブランドがあるということです。どうせ働くなら、多くの人から信頼されている会社が良いと思っていました。
営業職を選んだのは、人と接する仕事がしたいと思っていたからです。大学時代、アルバイトでテニスのインストラクターをしていたこともあり、「人と接すること」には自信がありました。
五十嵐
私も川田さんと同じでクルマが好きなんです。実家のクルマがワゴンRだったので、以前からスズキのクルマは良いなと感じていました。でも、メカに詳しいかと聞かれたら、知識はまったくありませんでした。このあたりは奥田さんと同じですね(笑)。
杉山
私も運転はしますが、クルマに特に興味があるかといわれたら、そんなことはありませんでした。入社前は、自分が運転しているクルマのメーカーさえ知らないくらいでした。
五十嵐
それでもこの会社を選んだのはどうしてですか?
杉山
大学の先生が「スズキは海外にも進出している将来性のある会社」と勧めてもらえたのが興味を持ったきっかけです。「クルマに詳しくない」と相談したら、「今、詳しいか詳しくないかは関係ない。どこの会社に入っても、必要なことは入社してから学ぶのだから問題ないよ」とアドバイスしてもらえて納得しました。その後、企業研究でスズキのことを調べたら、福祉関連のクルマもつくっていることを知って、良い会社だなと思いました。私の専攻は福祉だったので、接点があると思ったんです。
公文
スズキの営業職だからといって、みんながクルマについて特別な知識を持って入社しているかと言われたら、それはないですよね。杉山さんの恩師がおっしゃられたように、営業として必要なことは入社してから学べる。スズキは新入社員研修や階層別研修など、研修制度は本当に充実しているので、安心してチャレンジして欲しいと思います。それにしても、スズキの福祉車両に自分との接点を発見するというのは面白いですね。そんな発想もあるのですね。
長野
メカに強い、クルマが好き、運転が好き、人と接することに自信がある、福祉車両などスズキが取り組んでいる分野に興味があるなど、会社と自分との接点を発見するのは大切なことだと思います。皆さんの話を聞いて、スズキのクルマが好きで、この会社を志望した当時のことを思い出しました。
五十嵐
長野社長が入社された当時と現在で、社内の雰囲気は変わりましたか?
長野
私が入社したのは1992年。当時は、電話のかけ方や接客方法など、仕事の仕方を教えてもらうというのではなく、先輩の背中を見て自分で覚えていくというのが一般的でした。スズキの社風というより、1990年代は、それが当たり前の時代だったんです。そして日々の営業活動で嬉しかったこと、大変なことなど、様々な経験をする中で、営業というのは商品を買っていただくのではなく、自分を買っていただくことと知りました。また、先ほど公文さんが、高価なものを販売する面白さについて話していましたが、私もその通りだと思います。高価な商品をご購入いただくには、お客様に自分という人間を知っていただき、自分という人間を信頼していただかなければならない。これは時代が変わっても変わらないことです。どんなときでもお客様のことを考えて、どうしたらお客様の思いに応えることができるのか、何を求めていらっしゃるのかを考えて全力で取り組むことが、自分を高めることになり、それが販売につながっていきます。
公文
昨年まで、長野社長と同じ職場だったのですが、「全力」という言葉を聞いて、販売代理店の社長に就任されても変わらないんだなと感じて、とても嬉しくなりました。