スズキ株式会社

RECRUITING

Job Introduction仕事紹介

写真:立川 大貴

生産技術

安全な現場環境を実現する
全自動化ラインの構築へ

生産技術(溶接)立川 大貴

2015年度入社/工学部電気電子工学コース出身

視野が広がるローテーション制度

私は、製造ラインを確実に稼働させるよう、電気の側面から管理する生産準備の仕事を担っています。取り組んでいるのは、既存製造ラインの改造業務と、工場に導入する新規製造ラインが円滑に稼働するように調整する業務です。

入社してから一貫してプレス溶接生産部で働いていますが、約1年半の間、工場技術の部門に配属となりました。これはスズキ独自の「社内ローテーション制度」のための異動で、入社後10年間のうちに関連する他部門の業務を経験することにより、担っている業務の視野を広げたり、他部門とのコミュニケーションを深めたりすることを目的としています。

一時異動した工場技術の部門は主に既に稼働している設備の安全・品質・老朽更新を担う業務ですが、新設備の導入にはある程度通暁していた私にとって、異なった面から設備を捉え直す、良い経験になりました。

異国の地でのプロジェクト

業務を通じて経験したなかで忘れられないのは、インドのグルガオ工場に出張し、新規ラインを立ち上げるプロジェクトに関わったことです。既に国内工場では3つの工場を担当していましたが、海外の工場に赴くのは初めてでした。
ちょうど国際的にコロナ問題が始まった時期と、新規ラインの開設導入スケジュールが重なり、配線担当のサプライヤーが現地に同行できない事態に陥ったのです。急遽図面を見ながら現地スタッフとともに配線を行うことになりました。

日ごろ、上司から受けている「どんな状況でも焦らず、冷静に」というアドバイスを頭に叩きつけながら、なんとか稼働までこぎ着けることができました。この貴重な経験を乗り越えたおかげで、私自身も大きく成長できたと実感しています。

自分の目と耳で現場の空気を感じる

生産準備の仕事は工場という「現場」と密接に関わる仕事です。現場のスタッフの皆さんと直に話しをするといろいろな声を聞くことができます。「あの機械は使い始めてすぐ不具合が出た」とか「半年に一度調子が悪くなる」といったような現場での生の声は、足を運び、日ごろからコミュニケーションをとっていなければ、なかなか生産技術部門までは伝わってきません。

ですから、現場・現物・現実の三現主義のもと、自分の目と耳でそこの空気を感じ取ることは、極めて重要な業務なのです。そして、現場のスタッフや私自身の思いが融合した形で、設置したラインが円滑に稼働する風景を目の辺りにしたときは、達成感がみなぎります。

モチベーションを持続するために

スズキで実現したいビジョン、それは全自動化ラインの構築です。人が入らない現場は安全な環境になるでしょうし、生産パフォーマンスも安定するにちがいありません。特にコロナ問題や自然災害のように不測の事態の際には、人員や人材がコントロールできないことにも対応できるはずです。

こうした大きな目標を達成するには、やはり自分自身のモチベーションをもち続ける必要があると思います。日々の業務のなかで失敗や成功を繰り返し、成し遂げた先に自信が生まれ、そこからまた次の業務に挑戦するモチベーションに繋がります。だからまずは「やってみる」。小さな積み重ねが大きな目標を達成するモチベーションに繋がっていると実感しています。

アウトドアで親睦を深める

休日は、会社の同期や先輩たちとキャンプを楽しんでいます。仕事とは違う側面を見られて新しい発見をすることも少なくありません。その結果、さらに親交を深めてお互いをどんどん理解することができているような気がします。集まってくるメンバーは皆フランクな方ばかりなので、楽しさが尽きることはありません。

※部署名、内容はインタビュー当時のものです。

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