四輪直販大岸
2014年度入社/理工学部出身
スズキのクルマは、私の出身地でも多くの人々に利用されていました。山と海に囲まれた地方の村で、町に出るには車で10分ほど走らなければならないような場所です。私の実家を含め、周囲には農業を兼業されている方が多かったこともあり、軽自動車や軽トラックの需要は特に高く、クルマは私にとって生活に欠かせない、非常に身近な存在でした。
スズキは主力の軽自動車をはじめとして、コンパクトカーや軽トラックなど多彩なラインナップを揃え、年齢や性別を問わず幅広い世代の人々に愛用されています。こういった面から、日常生活を支えるモビリティメーカーとしての魅力と将来性を感じ、スズキで働いてみたいと考えていました。
営業職(サービス)として入社した私は、新入社員研修を経て、代理店(ディーラー)にサービススタッフとして出向しました。そこでは、整備士としての技術や知識を学びながら、実際に現場でクルマを整備し、その間に自動車整備士と検査員の国家資格を取得。経験を積んだ後は、各代理店の拠点に設けられているサービスフロントの専任者として、整備で来店されるお客様の応対や整備工場の工程管理に専念しました。
本社 国内四輪サービス部に帰任してからは、代理店とスズキ本社の窓口となる役割を担当し、代理店のサービス収益向上施策や業務管理のサポート、クルマの品質情報の収集、スズキ本社からの情報発信などを行いました。また、地域に根差したスズキ販売店の研修会推進にも関わったほか、業務効率化のための機器導入の推進や、スズキグループ全体の社内コンテストの企画・運営にも携わった経験があります。現在は、日本営業本部 直販部で代理店の営業とサービスが連携した中での車両の代替え促進や、サービス収益の向上・効率化の推進、お客様の満足度向上(CS)にフォーカスした業務を進めています。
現在は、中国地方と四国地方の代理店計24社を担当、担当代理店に訪問する際は、自身で代理店状況を分析した結果の説明や改善策の提案等について、社長を含む幹部の皆様と面談を行っています。また、各代理店にある拠点を一つずつ回り、整備工場やショールームのチェックも行います。サービス責任者とお話しする機会が多いですが、現場で実際に作業をしているサービススタッフの方とコミュニケーションを取ることもあり、そこからリアルな現場の声を吸い上げるように意識しています。
代理店での現場の経験は、現在の仕事に非常に活きています。基本的な整備技術やお客様応対の基礎を学べたことはもちろん、核となる「サービスの在り方」として、お客様に安全と安心、快適性を提供し、お店のファンになっていただけるような信頼関係を築くことがサービススタッフの使命であると学びました。
特にサービスフロントという役割に就いてからは、より広い視野を持ち、お客様の立場になって、いかに価値のあるサービスを提供すればよいかを一層深く考えるようになりました。この現場で学んだことが現在の業務を担っていく上でのベースとなっています。
スズキでは個人のスキルアップを目指す研修制度が充実しており、非常に魅力的です。たとえば、eラーニングシステムを用いて、上司と相談の上で業務時間内に、自分のタイミングに合わせて自由に受講できるシステムがあります。集合研修と異なり受けやすく、仕事をしながら自分を成長させられる点は素晴らしいと思います。
『カフェテリアプラン』という福利厚生制度では、毎年一定のポイントが一人一人に付与され、個人のライフスタイルに合わせた選択制で福利厚生を受けることができます。書籍購読や語学教室への通学など、自己の能力開発支援につながる項目についてはポイントレートがよくなり、会社全体で自己成長を促進しています。
休日には会社近くにある佐鳴湖周辺やスズキの体育館にあるジムでランニングをしていますが、この体育館も福利厚生で利用できる施設です。妻や同僚の家族と一緒にバスケットボールやバレーボール、バドミントンなども楽しんでいます。一人でも社員がいれば無料で利用でき、社外の家族や友人を呼んで使用できるため、非常に便利な制度の一つです。
※部署名、内容はインタビュー当時のものです。