
先輩紹介HPに掲載している部署名、内容はインタビュー当時のものです。

財務
竹本 英浩(タケモト ヒデヒロ)
入社年度:2012年度(経済学部出身)
会計数値を基に、会社の進むべき道を示す
入社後、入出金管理や資金管理、為替などの業務を経験し、現在では予算編成・原価計算のチームに所属してグループ全体の損益を取りまとめています。
取りまとめると言っても、ただ数字を足し引きしていくだけの仕事ではありません。利益が出れば、製品の売上が好調なのか、それともコストダウンの効果なのか、あるいはもっと別の要因があるのかと出てきた数字を分析することにより、数字を現実の事象と紐付け、会社が今どういう状態にあるのかを数字で表すことが私の仕事です。
客観的な数字を示すことは、現場で起こっていることを経営層に伝えることとなり、今後の意思決定を行う上で重要な情報となります。一方で、取り扱う金額が膨大なため、少しのミスが経営層の判断を誤らせることにつながる可能性もあり、シビアな面を持つ業務でもあります。
経営の舵取りを行うための会計数値を扱っていることに、プレッシャーを感じつつも確かなやりがいを感じながら日々の業務に打ち込んでいます。

社内での打合せ
数字を並べるだけが財務ではない
大学では管理会計学のゼミに所属しており、経営のための会計を学びました。
管理会計手法に関する共同論文を執筆した際には、上場企業や非上場企業、非営利団体といった幅広い組織を対象としたアンケートやヒアリングを行い、実社会の組織の中で使用される会計手法について調査を行いました。
この調査の結果から、会計があらゆる要素と密接につながっていることを肌で感じることができ、管理会計学により興味を持つきっかけになりました。
会社に惹かれ、人に惹かれる
就職に際して、「海外赴任に挑戦したい」、「社会への影響の大きな仕事がしたい」という思いがあり、自動車業界はその思いを叶えてくれる業界でした。
その中で、スズキは他社とは一味も二味も違う独自の経営方針を持ち、なおかつ財務諸表を見てみれば黒字経営を維持し、財務基盤も安定している稀有な会社でした。
他社とは違うことをしながらも、結果を出し続けているという部分に強く興味を持ったことを今でも覚えています。
そして、会社説明会や選考を通して、先輩社員や人事部の方々の飾らない、真摯な姿に触れ、こういう人たちと一緒に働いてみたいと思えたことがスズキへ入社する決め手となりました。
存在感のあるサポーターになる
EV化の波や自動運転技術など、自動車業界には100年に一度と言われる大変革が迫っています。今後、スズキも国内外を問わず、厳しい競争に立ち向かっていかなければなりません。しかし、スズキを前進させていく両輪が「営業」と「技術」であることは、これまでと変わりません。その両輪が最大限の成果を出せるようサポートしていくことが、経理担当者としての責務だと考えています。私自身、まだまだ勉強が必要ですが、知識と経験を積んで、「竹本に任せれば大丈夫」と言われる経理担当者になれるよう頑張っていきます。
「音楽のまち」浜松を楽しむ
世界的な楽器メーカーが立地し、楽器のまちとして知られる浜松市では、アマチュアから世界的に有名なオーケストラまで多くの演奏会が開催されています。大学時代にオーケストラに所属していたこともあり、週末には演奏会が開催される浜松駅前のアクトシティホールに足を向けることが多いです。
また、しばらく遠ざかっていた楽器に再び触れるようになり、最近ではアマチュアの演奏会に参加して「音楽のまち」浜松を楽しんでいます。職場以外のコミュニティにも参加することで、休日の良いリフレッシュになっています。

浜松市楽器博物館にて