スズキ株式会社

RECRUITING

Job Introduction仕事紹介

写真:吉田 明展

設計・実験

目標はホイールのスペシャリスト

設計(二輪プラットフォーム)吉田 明展

2015年度入社/機械工学専攻出身

バイクの開発がしたくてスズキへ入社

小さな頃は乗り物全般が好きな子供でした。高校生になり将来のことを考えたときも、いずれ乗り物に関わる仕事に就きたいという思いは強く、機械工学を学べる工学部への進学を決めました。学部3年次に四輪車・二輪車の運動やドライバ特性の解析を扱う研究室のゼミに所属したことがきっかけで、より四輪車・二輪車について深く学びたいと思い、大学院へ進学しました。この6年で学んだ知識は今の仕事に直接役立つものが多く、じっくりと時間をかけて学んでよかったと日々実感しています。

就職活動は大学院での研究が二輪車をテーマにしたものであったこともあり、二輪車に関連するメーカーを中心に活動しました。選択肢はいくつかありましたが、スズキに入社した同じ研究室の先輩から「早いうちからいろいろ任せてもらえる」「責任のある仕事ができる」という話を聞いたことを機にスズキへの興味が強くなり、入社を決めました。

デザインと機能性を両立させる設計

現在、私はバイクのホイールとその周辺部品であるアクスル、スプロケットなどの設計に携わっています。ホイールは車両の印象を大きく左右する外観部品であると同時に、機能・強度・重量・製造の要件を満足することを求められる部品です。車両を支えるだけでなく、操縦安定性を左右する重要な部品であるため、緻密で正確な設計が求められます。

様々な要件を満足しながら、デザイナーが要望するホイールのデザインを実現することは、決して簡単ではありません。時にはホイールに関連する他の部品の設計を変更してもらうこともありますし、デザインを手直ししてもらう場合もあります。自分一人だけでなく、さまざまな役割のメンバーと協力しながらバイクを作り上げていく点にはとてもやりがいを感じています。生活の足から趣味性の高い機能重視の一台まで、世界中のバイクを必要とする方々の役に立てるのはこの仕事の大きな魅力です。

大きな裁量と成長できる環境が魅力

私が所属している部署では私が担当しているホイールの他にバイクのフレーム、サスペンション、ブレーキなどの設計と車体強度、操縦安定性の実験を担当しており、20~30代中盤の若いメンバーも多く所属しています。若手、中堅が中心となって各パーツを作り上げ、ひとつのプラットフォームを形成します。

各部門で共通しているのは、設計者それぞれに大きな裁量を与えられる点です。もちろん企画、設計要件などを満足することは大前提ですが、その範囲内で各々のスキルを活かし自由度高く設計に取り組めています。会社側も社内外の講習や研修の環境を整え、エンジニアのスキルアップをサポートしてくれます。仕事に取り組みながら技術的なスキルや知識・経験を身につけられる点は、一人のエンジニアとしてとても良い環境で仕事に取り組めていると実感しています。

目指すはホイールのスペシャリスト

私の部署にはホイールのスペシャリストが数名いますが、みなさんホイールに関する設計スキル、知識レベルはとても高く、社内では誰からも頼りにされています。

私自身、入社3年目からホイールの設計に携わるようになり5年担当してきましたが、日々ホイールの奥深さを実感しています。仕様が異なる様々なバイクに最適のホイールを追求していくことが現在の楽しみであり、先輩方のようなホイールのスペシャリストになることが目標です。「ホイールのことなら吉田に聞け」と言われるような存在になれるよう、設計の現場で腕を磨きながら成長していきたいと思っています。

自転車で街乗りを楽しむ

小さな頃からの乗り物好きが高じて、高校時代から趣味で自転車に乗り続けています。以前はロードレーサーに乗っていましたが、最近はシングルスピードという車種で街乗りを楽しんでいます。シングルスピードはロードレーサーと異なり変速ギアがないため、自分の足を道に合わせるという不便さを楽しんでいます。浜松は、駅前や幹線道路から少し離れると、自然がとても豊かでオフの日の楽しみ方は実に多種多様な土地だと思います。

※部署名、内容はインタビュー当時のものです。

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